海外は日本と電圧が違うみたいだけど、どの電源タップなら大丈夫なの?
日本の電圧はAC100Vですが、海外ではAC220Vと日本の倍以上の電圧となっている国もあり、電源タップもフリー電源(AC100V~240V対応)のものを選ぶ必要があります。
USBポートが付いている電源タップであれば、別で充電器を持っていく必要もないので、旅行の荷物を減らせて一石二鳥ですね。
また、変圧器と違い海外対応の電源タップは日本でも使えるので、普段使いのことも考慮して購入しましょう。
この記事では、海外対応のおすすめ電源タップ6選を紹介します。
海外用に新たに購入したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.世界各国の電源電圧
海外の電源電圧はこちらのサイトに詳しく記載されていますので、自分が渡航する国を確認してみてください。
電圧が「220V」となっている国に行く場合は、日本の100Vのみ対応の電源タップは使えません。
この記事で紹介している電源タップは全てフリー電源(AC100V~240V対応)なので、安心して使うことができます。
電圧が100Vの国は世界的に見ても少数。
海外に行くならフリー電源(AC100V~240V対応)の電源タップは必須!
2.電源タップ(テーブルタップ)の種類
電源タップはテーブルタップとも呼ばれ、延長コードタイプと直差しタイプの2種類あります。
延長コードタイプ
壁等に設置されたコンセントから離れた場所でスマホを充電したり、電化製品を使いたい場合に使う電源タップ(テーブルタップ)。
直差しタイプ
壁等に設置されたコンセントの差込口の個数を増やす場合に使う電源タップ(テーブルタップ)。
3.電源タップの機能
電源タップには、安全性や使いやすさを向上させるための機能が備わっているものがあります。
ホコリ防止シャッター
未使用時に差し込み部にホコリが侵入するのを防ぐ機能。
トラッキング現象による火災の防止や、子供やペットなどの感電防止にも役立ちます。
雷ガード機能
落雷時に瞬間的に高電圧が発生する「雷サージ」から接続機器を守る機能。
電源タップに内蔵された雷サージ吸収素子(バリスタ)が、接続機器に高電圧がかかることを抑えることで機器を保護します。
180°スイングプラグ
プラグを180°自由に回転させられる機能。
壁コンセントと机や棚などの間の狭い場所でもプラグを差し込むことができます。
ON/OFFスイッチ
コンセントに機器を接続したままにすると、「待機電力」という微弱な電力が常に消費されています。
ON/OFFスイッチで電源を切ると、コンセントからプラグを抜いたのと同じ状態になるので、「待機電力」が消費されず節電ができます。
電気用品安全法(PSE)認証
電気用品安全法(PSE)は、電気用品による危険及び障害の発生の防止を目的とする日本の法律。
このマークがあれば日本の安全基準を満たしていることになるので、安心して利用できますね。
電源タップは「特定電気用品」で、合格品にはひし形のマークが付いています。
プラグ形状
世界で使われているコンセントの形状は全部で8種類!
出典:ククレンタル
日本はAタイプが使われているので、Aタイププラグの電源タップなら日本でも使えます。
この記事で紹介する電源タップは全てAタイププラグです。
4.USBポートの規格に関する用語
USBポートの仕様では、普段見慣れない用語を見かけることがあります。
よくわからないけど凄そうだから買ってみようと思う方も多いのではないでしょうか?
ここでは、USBポートの仕様に関する用語を簡単に説明します。
USB PD対応
USB Power Delivery(パワーデリバリー)の略。
USB-C端子の給電規格の一つで、最大100W出力の給電ができます。
USB PD対応充電器の登場により、消費電力の大きいノートパソコン(PD対応機種に限る)などの大型機器の充電もできるようになりました。
USB PD充電を行うには、ケーブルもPD対応のものを使う必要があります。
PD対応電源タップを購入する場合は、こちらのPD対応ケーブルも合わせて購入するようにしてください。
\ PD対応 USB-C&Lightningケーブル!/
\ PC対応 最大出力60W!/
\ PC対応 最大出力100W!/
「PD」はiPhoneなどのApple製品と相性抜群!
QC 3.0
Quick Charge(クイックチャージ)の略。
アメリカのQUALCOMM社が開発したスマホなどを高速充電できる規格。
QCはAndroid端末を中心に普及が進んでいます。
「QC」はAndroid端末と相性抜群!
PowerIQ 3.0
PowerIQはAnkerの独自規格。
現在、世界で広く採用されている2つの充電規格「USB Power Delivery (USB PD)」、「Quick Charge 3.0(QC 3.0)」と互換性があり、どちら対応の機器でも高速充電ができます。
通常は、PDはiPhoneの充電、QCはAndroidの充電に適しています。
iPhoneはQC非対応なので、QCのみ対応の充電器を使っても高速充電はできません。
例えば、Android端末を充電する場合、PD対応の充電器よりAnkerのPowerIQ 3.0対応の充電器を使った方が高速充電が可能。
5.USBポート付き!延長コードタイプのおすすめ電源タップ3選
木目調がオシャレ!SAYBOURの電源タップ
メーカー | SAYBOUR |
カラー | ホワイト、ブラック、木目調 |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
ケーブル長 | 1m、2m、3m、5m |
商品重量 | 約251g(2m) |
サイズ(ケーブル除く) | 約14×4×2cm |
ACコンセント | 差込口:2 合計最大出力:約1,400W |
USBポート | USB-A×1(最大出力18W) USB-C×1(最大出力20W) |
USB PD対応 | 〇(USB-C単体使用時) |
ホコリ防止シャッター | 〇 |
雷ガード機能 | 〇 |
180°スイングプラグ | 〇 |
ON/OFFスイッチ | × |
PSE技術基準適合 | 〇 |
木目調がオシャレで高機能な電源タップ。
コード長も選べるので、普段使いのことも考えて購入できますね。
今はUSB-Cがメインとなりつつあるので、USB-Cポートがあると何かと便利!
ON/OFFスイッチ付き!カシムラの電源タップ
型式 | NAC-010 |
メーカー | カシムラ |
カラー | ホワイト |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
ケーブル長 | 1.2m |
商品重量 | 約230g |
サイズ(ケーブル除く) | 約18.5×4.5×2.8cm |
ACコンセント | 差込口:4 合計最大出力:約1,400W |
USBポート | USB-A×2 |
USB PD対応 | × |
ホコリ防止シャッター | 〇 |
雷ガード機能 | × |
180°スイングプラグ | 〇 |
ON/OFFスイッチ | 〇 |
PSE技術基準適合 | 〇 |
USB-Cポートが無いのは残念ですが、スイッチ付きの中ではコンパクトで持ち運びしやすいので、旅行に持っていくには最適!
本体へケーブル収納が可能!Ankerの電源タップ
型式 | 615 USB Power Strip (GaNPrime 65W) |
メーカー | Anker |
カラー | ホワイト、ブラック |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
ケーブル長 | 0.9m |
商品重量 | 約300g |
サイズ(ケーブル除く) | 約11.9c×5.9×4.7cm |
差込口 | 差込口:2 合計最大出力:約1,000W |
USBポート | USB-A×1(最大出力12W) USB-C×2(最大出力65W) |
USB PD対応 | 〇(USB-C) |
ホコリ防止シャッター | × |
雷ガード機能 | × |
180°スイングプラグ | × |
ON/OFFスイッチ | × |
PSE技術基準適合 | 〇 |
本体にコードを収納できるデザイン性の高い製品。
USB-Cポートの出力が大きいので、同時使用でも急速充電が可能です。
持ち運ぶときにコードがぶらぶらせず快適!
コンセント部は海外対応ではないという口コミもありましたが、Ankerに問い合わせた結果、以下の通りコンセント部もフリー電源(AC100V~240V対応)との回答をいただきました。
6.USBポート付き!直差しタイプのおすすめ電源タップ3選
USB-Cポート付きで高速充電対応!カシムラの電源タップ
型式 | NWM-22 |
メーカー | カシムラ |
カラー | ホワイト |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
重量 | 約90g |
サイズ | 約8.8×4.6×2.8cm |
ACコンセント | 差込口:3 合計最大出力:約1,400W |
USBポート | USB-A×2(最大出力12W) USB-C×1(最大出力20W) |
USB PD対応 | 〇(USB-C単体使用時) |
ホコリ防止シャッター | 〇 |
雷ガード機能 | × |
180°スイングプラグ | 〇 |
PSE技術基準適合 | 〇 |
コンパクトでありながら欲しい機能はほぼ揃っている製品。
一時期Amazon価格で7,000~10,000円していましたが、今は2,700円とかなり安くなっています。
コンパクトで高機能!安い今が買い時!
雷ガード機能搭載!SAYBOURの電源タップ
メーカー | SAYBOUR |
カラー | ホワイト |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
重量 | 約96g |
サイズ | 約10.8×5.2×2.6cm |
ACコンセント | 差込口:3 合計最大出力:約1,400W |
USBポート | USB-A×2(最大出力18W) USB-C×1(最大出力20W) |
USB PD対応 | 〇(USB-C単体使用時) |
ホコリ防止シャッター | × |
雷ガード機能 | 〇 |
180°スイングプラグ | 〇 |
PSE技術基準適合 | 〇 |
タイの雨季は毎日スコールが降るので、雷ガード機能があれば接続している機器も安心ですね。
USBポートは単体使用だと急速充電ができるので、機能としては十分!
格安で最低限の機能!バッファローの電源タップ
型式 | BMPA36TP3WH/N |
メーカー | バッファロー |
カラー | ホワイト |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
重量 | 約105g |
サイズ | 約9.5×4.5×3.5cm |
ACコンセント | 差込口:2 合計最大出力:約1,400W |
USBポート | USB-A×3 |
USB PD対応 | × |
ホコリ防止シャッター | × |
雷ガード機能 | × |
180°スイングプラグ | 〇 |
PSE技術基準適合 | 〇 |
USBポートは急速充電非対応ですが、海外対応で安い電源タップが欲しいという方にはおすすめできる製品。
コスパ重視の方にはコレ!
7.コード付きUSB充電器
ACコンセントは必要無いからUSBポートのみのものが欲しい。
そんな方には以下のようなコード付きUSB充電器がおすすめ!
コード無しでコンセントに直差しのUSB充電器はこちらの記事で紹介しています。
Anker PowerPort Atom III 65W Slim
型式 | Anker PowerPort Atom III 65W Slim |
メーカー | Anker |
カラー | ブラック |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
ケーブル長 | 1.5m |
商品重量 | 約162g(ケーブル除く) |
サイズ(ケーブル除く) | 約8.8×8.6×1.8cm |
USBポート | USB-A×2(最大出力12W) USB-C×2(最大出力45W) |
PowerIQ搭載 | 〇 |
USB PD対応 | 〇(USB-C単体使用時) |
180°スイングプラグ | × |
USB-Cポート同時使用時は45W出力が出ないので注意!
壁コンセントから離れた場所でUSBポートだけ欲しいという方におすすめ!
コンパクトなので持ち運びにも便利です。
Anker PowerPort 6
型式 | Anker PowerPort 6 |
メーカー | Anker |
カラー | ブラック、ホワイト |
入力電圧 | AC100-240V 50/60Hz |
ケーブル長 | 1.5m |
商品重量 | 約190g(ケーブル除く) |
サイズ(ケーブル除く) | 約9.9×7.0×2.6cm |
USBポート | USB-A×6(合計60W) 5V/各ポート最大2.4A |
PowerIQ搭載 | 〇 |
USB PD対応 | × |
180°スイングプラグ | × |
充電したい機器が多い方におすすめ!
充電器を何台も挿す必要がなくなるので机回りがスッキリします。
8.「変換プラグ」を使えば全世界で使える
今回紹介した電源タップは、日本でも使用することを考えて全てAタイププラグです。
筆者が在住しているタイのコンセントは、Aタイププラグも差し込めるようになっているので変換プラグは不要ですが、変換プラグがあれば全世界で利用することができます。
こちらの商品は、USBポート付きの変換プラグ。
世界200ヶ国に対応しており、海外旅行が好きな方はこれ一台持っていれば何かと役に立つと思います。
9.まとめ
USBポート付きで海外旅行におすすめの電源タップを紹介しました。
PD対応電源タップを購入する場合は、PD対応ケーブルも合わせて購入するようにしてください。
\ PD対応 USB-C&Lightningケーブル!/
\ PC対応 最大出力60W!/
\ PC対応 最大出力100W!/
準備を万端にして海外旅行を楽しみましょう!
飛行機に乗る方は「ラゲッジスケール」も合わせて購入するのもおすすめ!
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こちらの記事で紹介していますので、興味のある方は覗いてみてください♪