タイ人妻の希望もあり、日本でのサラリーマン生活を終えてタイに移住しました。
タイ移住後は無職になることから、就労ビザではなく「タイ人との配偶者ビザ(結婚ビザ)」の取得を考えました。
筆者はタイ王国大阪総領事館で申請しました。
申請時の失敗談も紹介します。
1.在日タイ大使館・総領事館
2021年5月27日で、タイ王国名古屋名誉総領事館は査証(ビザ)発行業務を終了しています。
したがって、現在ビザを申請できるのは以下の3ヶ所になります。
- 在東京タイ王国大使館
- タイ王国大阪総領事館
- 在福岡タイ王国総領事館
大使館・総領事館はそれぞれ管轄地域が決まっていますので、ビザの申請は管轄の大使館・総領事館でする必要があります。
筆者が住んでいた福井県は元々名古屋総領事館の管轄だったので、申請可能か大阪総領事館に問い合わせしました。
公式サイト:在東京タイ王国大使館
公式サイト:タイ王国大阪総領事館
公式サイト:在福岡タイ王国総領事館
2.タイ人の配偶者ビザ(結婚ビザ)の申請要項
正式には「ノンイミグラント-O(タイ人の配偶者/親/扶養家族)」ビザといいます。
筆者はタイ王国大阪総領事館で申請しましたので、大阪総領事館の資料で解説します。
(1)入国目的
タイ国籍の配偶者がいる場合はもちろん、タイ国籍の子供や扶養家族がいる場合もこのビザを申請できます。
(2)ビザ有効期限
例えば、シングルだと発行日から3ヶ月以内にタイに入国する必要があります。
逆に言えば、渡航3ヶ月前から申請できることになります。
書類に不備がなければ3営業日後(申請日を含む)の受領となっています。
しかし、タイ側の書類に不備があったり、追加書類を求められたら取り寄せるのに時間がかかるので、遅くとも渡航1ヶ月前には申請に行くようにしましょう。
取得したビザに有効期限が書いてあります。
(3)ビザ申請料金
ビザ申請料金の支払いは現金のみとなっています。
普段カードしか持ち歩かないという人は注意!
3.タイ人の配偶者ビザ(結婚ビザ)の申請書類
「ノンイミグラント-O(タイ人の配偶者/親/扶養家族)」ビザの申請書類は以下の通りです。
予約確認書
タイ王国大阪総領事館のサイトで、ビザオンライン事前予約が必要です。
予約すると登録したメールアドレスに予約確認のメールが送られてくるので、印刷して持参しましょう。
パスポート
以下の有効期限と余白が無いと申請できないので、初めに確認しておきましょう。
- シングル:有効期限が6ヶ月以上
- マルチプル:有効期限が12ヶ月以上
- 査証欄の余白部分が2ページ以上
原本とコピー両方必要です。コピーを忘れないよう注意!
証明写真
- サイズ: 縦4.5cm×横3.5cm
- カラー写真で、3ヶ月以内に撮影されたもの
- 枚数: 1枚(申請書に貼り付け)
タイ国籍者の家族関係を証明するタイ市区町村発行の公的書類
- タイ国籍の配偶者: 婚姻証明書のコピー
- タイ国籍の子供(20歳未満)を持つ親: タイの出生証明書のコピー
日本の市区町村発行の戸籍謄本
- 発行から3ヶ月以内のもの
タイ王国大阪総領事館のサイトからダウンロードできる書類
- ビザ(査証)申請書
- 経歴書
- 招待状(Invitation Letter)
- 身元保証書
4.タイ王国大阪総領事館での申請の流れと失敗談
実は筆者は色々と失敗して3回大阪総領事館に行く羽目になりました・・・。
1回目:
タイ側の婚姻証明書を忘れて出直し。
2回目:
車で向かったが、大阪市内で迷って予約時間に遅れた。
3回目:
設備トラブルで特急電車が運転取り止め!?
急遽、車で向かって無事に申請完了!
順番に説明していきます。
1回目の申請
交通手段 | 電車 |
子供 | 有り (幼稚園欠席) |
電車で向かうには朝早く出なければならなかったので、子供は幼稚園を休んで家族3人で向かいました。
- STEP111時頃、タイ王国大阪総領事館到着
- STEP2窓口で申請書類提出受付係員
確認しますのでお待ちください。
- STEP3受付番号を呼ばれ、再度窓口へ受付係員
タイ側の婚姻証明書はありますか?
よっちゃんえっ!?
タイ側の書類は妻に任せていたので驚きました。
他に持ってきた書類を探すも見つからず。
受付係員2日後の受領の時に提出できるならこのまま受付しますが?
妻はたぶん家にあると言っていましたが、確証がなかったので出直すことに。
よっちゃん出直します・・・。
家に帰って探してみたら、婚姻証明書が無事に見つかりました。
2回目の申請
交通手段 | 車 |
子供 | 無し (幼稚園出席) |
子供を幼稚園に送ってから車で向かってもギリギリ間に合いそうだったので、今回は車で向かうことにしました。・・・が
これが大失敗!
前述の通り、大阪市内で迷って予約時間にたどり着けず。
完全な徒労に終わりました・・・。
3回目の申請
交通手段 | 電車 ⇒ 車に変更 |
子供 | 有り (幼稚園欠席) |
前回の反省を活かして、やっぱり電車で行こう。
しかし、申請当日の朝・・・
なんと、沿線設備トラブルで特急電車が運転取り止め!?
そんな・・・。
急遽、移動手段を車に変更。
結果としては、今回は大阪市内で迷うことなく予約時間に間に合いました。
- STEP110時頃、タイ王国大阪総領事館到着
- STEP2窓口で申請書類提出
- STEP3受付番号を呼ばれ、再度窓口へ
今回は特に問題なく受領された。
受付係員受付しました。
- STEP4申請料金支払い受付係員
郵送での受け取り希望ですか?
よっちゃんはい。
- STEP5着払いの伝票に記入
- STEP6後日、郵送でパスポート(ビザ)受け取り
5.まとめ
申請時は特に質問などもなかったので、必要書類がしっかり揃っていれば何も恐れる必要はありませんが、遠方に住んでいる方は予約時間に遅れないよう余裕をもって出発しましょう。
取得を急ぐ場合は、申請場所の近くに前泊しても良いと思います。
具体的なタイ移住のスケジュールと実施したことについては、以下の記事で紹介しています。