新型コロナによる入国規制も徐々に緩和されてきており、そろそろタイ旅行に行きたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
タイ行きLCCはどこがおすすめ?
こんな疑問にお答えします。
1.結論
タイ行きLCCとしては、日本航空(JAL)の完全子会社である「ZIPAIR Tokyo」がおすすめ!
大きな魅力は以下の5点です。
- 燃油サーチャージ料がかからないから格安!
- 無料Wi-Fiサービスが便利!
- U6サービスがおトク!
- 定時到着率・運航率が高い!
- 日本語サービスが充実しているので安心!
2.タイ渡航情報
(1)タイ入国規制等の緩和
タイ政府は、タイ入国規制等を以下の通り緩和する旨を発表しています。
① 2022年10月1日以降
- タイ入国時のワクチン接種証明書または陰性証明書の提示は不要。
(2)日本入国時の水際措置の変更
2023年4月28日付で水際措置の変更がありました。
① 2023年4月29日午前0時以降
- 「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」及び「ワクチン接種証明書(3回)」のいずれも提出が不要
ただし、新型コロナウイルス感染症の有症状の入国者に対して現在実施している入国時検査及び新型コロナウイルス感染症陽性判明時における施設等での療養は5月8日午前0時まで継続する。
入国、出国時にコロナに関する書類は必要なくなりましたね。
3.ZIPAIRの特徴
ZIPAIRは、日本航空(JAL)の完全子会社のLCCで、JALが初期に導入していた機体(ボーイング787-7)を改修・リニューアルして使用しています。
設立は2018年ですが、実際に運行を開始したのは2020年と日系では最も新しい航空会社です。
(1)座席クラス・シート幅
*「ZIP Full-Flat」は、6歳以下の子供連れは安全上の理由から予約できません。
(2)就航地
全て成田国際空港発着の国際線です。
(3)無料サービス
- 機内持ち込み手荷物(7kgまで)
- 機内Wi-Fiサービス
- 各座席にUSBポートと電源コンセント完備
Wi-Fiとコンセントが無料で使えるのは便利ですね!
(4)有料サービス
- 座席指定
- 受託手荷物(14kg、23kg、32kg)
- 機内食
- ラウンジサービス
- アメニティ
4.ZIPAIRの魅力5点
① 燃油サーチャージ料がかからないから格安!
近年の燃油高の影響を受けて、燃油サーチャージのかかる航空会社は運賃が高く、家族連れでは中々気軽に海外旅行に行けなくなっています。
親会社のJALでは記事作成時点の2023年4月から5月発券分で、燃油サーチャージ料が片道一人当たり19,600円となっています。
家族3人で行けば、燃油サーチャージ料だけで58,800円、往復だと10万円以上!
それがかからないというのは大きな魅力ですね!
② 無料Wi-Fiサービスが便利!
他社では有料の機内Wi-Fiサービスを無料で利用することができます。
筆者も利用しましたが、LINEで文章や写真を送る分には問題ありませんでした。また、動画も少し時間はかかりましたが送ることができました。
Youtubeなどの動画は見れなかったので、動画や映画を見たいという方は事前にダウンロードしておきましょう。
③ U6サービスがおトク!
ZIPAIRでは、0~6歳までの子供はU6運賃が適用されます。
- 対象年齢: 6歳以下
- 運賃:
東京⇒バンコク 8,000円(定額)
バンコク⇒東京 2,350バーツ(定額)
- 運賃には各種諸税を含む。
- 運賃には機内持ち込み手荷物7kg分を含む。
- 運賃は、便毎の空席予測数によって変動する場合がある。
他のLCCでは2歳以上は大人と同額運賃となっているところがあるので、子供連れにも優しい運賃体系となっています。
また、0~6歳の子供とその隣に座る保護者は無料で座席指定ができます。
子供分の費用が抑えられるのは嬉しいですね!
④ 定時到着率・運航率が高い!
2021年は定時到着率95.04%、運航率99.64%を記録しています。
まだ便数が少ないので他のLCCなどとは簡単に比較できませんが、遅延や欠航無く飛んでくれるのはありがたいですね!
とはいえ、遅延や欠航が全く無いわけではないので、過度な期待は禁物です。
日系なので、海外の航空会社に比べれば時間を守ってくれるだろうという安心感はありますね。
⑤ 日本語サービスが充実しているので安心!
当然ですが、日系の航空会社なので機内は日本語で対応してもらえます。
英語が苦手という方でも安心して利用することができます。
アイ キャント スピーク イングリッシュ!
5.ZIPAIRの3つの注意点
① 予約変更・キャンセルが出来ない
正直、大きな不満点はこれに尽きると思います。
基本的に予約変更・キャンセルはできないので、しっかり計画を立てた上で予約する必要があります。
これができるようになればもっと利用しやすくなると思いますが・・・。
チケット購入時のオプションとして「旅のキャンセル保険」を販売していますので、万が一に備えて購入しておくと安心できると思います。
② 東京⇔バンコク間は1日1便のみ
東京⇔バンコク間は1日1便しかありません。
選択肢が無いので、利用が難しい場合もあると思います。
③ 座席モニターが無い
ZIPAIRには座席モニターがありません。
飛行中は映画を見るのが楽しみという方もいるかもしれませんが、映画を楽しみたい方は事前にスマホやタブレットにダウンロードしておきましょう。
モニターを無くすことで、購入・更新やメンテナンスのコストを削減してチケット代に反映させていると思うので、その点は我慢するしかありません。
6.まとめ
筆者の場合、片道ですが大人2人と4歳の子供合わせて、約9万円でバンコクまで行くことが出来ました。
ZIPAIRの運賃詳細では、東京⇒バンコク間が17,000円~となっていますので、時期によってはもっと安く行くことができると思います。
タイに行きたいけどチケット代が高くて悩んでいるという方は、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。
同じタイ行き格安LCCには『タイ・エアアジアX』があります。
ZIPAIRとの比較は以下の記事で紹介していますので、どちらにしようか悩んでいる方はチェックしてみてください。
また、以下の記事では、タイのセブンイレブンで現地調達可能なものと日本から持参した方が良いものを在住者の視点で紹介しています。
荷物の準備をする前にこちらもぜひチェックしてみてください。